そうめんを食べた。この夏はよく食べている。
子供のころは、またそうめんだ、という感覚で食べていた。
去年までは、とりあえずそうめんだ、という感覚で食べていた。
今年は、そうめん食べたいな、という感覚で食べている。
子供のころ、大人から聞いていた。
「中年になると急に素麺や冷や麦をすすんで食べるようになる」と。
話は本当だった。
一思いに認めることにした。
私は中年だ。
今一番好きなのは、ごく普通に食べること。
麺は揖保乃糸がいい。
つゆは、350ml強の水に10g弱のかつお節で出汁をとり、塩ひとつまみ弱、砂糖ひとつまみ強、醤油50ml弱、みりん50ml弱を入れてひと煮立ちした、やや濃いめんつゆをつくる。
それを数回に分け、氷を加えて使う。
薬味は、きもち多めのおろし生姜と刻みネギ。
生姜は、チューブの生姜でも以前はまったく構わなかったのだけれども、今の私にとってそれではパンチが弱く感じられ、そうめん一口目で「どうした、もっと攻めて来い」という気持ちでいっぱいになってしまう。
面倒くさいが生の生姜をおろした方がいい。
あと、そうだ。今度ミョウガを入れたい。
（ああそうですか）