自由帳の絵4/「ぼくはおちこんでいるんだ」2008年

「ぼくはおちこんでいるんだ」2008年

私も若い頃は、この絵の人みたいに体を丸くして顔を伏せるポーズで落ち込んだことが何度かあります。
今は落ち込んでもこうも丸くなれません。

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私の場合、描く人物を自分自身のつもりで描いている感覚はないのですが、そうは言っても描いた本人と描かれた人物になにかしらの関連はあると思うんです。
それを踏まえて過去の絵を見ると、当時の自分のことが思い出される上、当時はわからなかったことが今ならわかるし、更にいろいろ想像出来て、痛々しく思えてとても面白いです。
自分で自分を面白がらせることが出来るなんて、いいことです(自分への皮肉です)。


画材/クロッキー用紙、鉛筆、アクリル絵具
サイズ/A4