
原画「銀杏(葉)」
紙、アクリル絵具、墨汁
2025年
個展 記憶にない野遊び
@fuyafuya no ma
11/30㈰まで展示中
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イチョウのことは身近に感じていましたが、思えば幼いころにその印象を受けていたのだと思います。
母親の実家に大きなイチョウの木があり、訪れるたびにその下を、祖母や妹達と共に見上げたり見上げなかったりー、そうですね確か、ほとんど見上げずに行き来したものでした。
でも足元にはその葉が確かにありました。
何気なく記憶しています。
意識しようとしなくても、自分が感じているよりももっと根強く、自分の中にあるものはあるのかもしれませんね。
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ちなみに、こういった緑色の絵具を使って絵を描くことは、もともとは息抜きのために始めました。
普段は面相筆で線を描き込む方式で制作していますが、至近距離を見つめ過ぎるためか、時折とても疲れてしまいます。
ということは私、好きで疲れているのですね。
けれども疲労は疲労。たまにはもっとゆったりたのしめば?という自分への提案で、こういった表現を始めました。
ところが結局細部が気になって、やっぱりどこかしら見つめ過ぎてしまいます。
私はおそらく性根は細かい人間で、制作にその気質を一切向けていなければ、別のところに対してかなり神経質な性格となるに違いありません。
絵を描いていてよかった、のかもしれない。