2020年1月12日の日記(回想)

各地で成人式が開催されていますね。
成人おめでとうございます。

私の成人式の思い出話をしてよろしいですか(聞かれても)。
印象的な一日だったので、覚えています。

私には一緒に成人式の会場へ向かうような相手がおらず、父に頼んで会場まで送ってもらいました。
父は晴れ着姿の私を見て、始終無言でした。
沈黙の出発です。

さて会場へ行けば、お互いの顔を知っている友人はおり言葉は交わしたのですが、気持ちの上では私は一人でした。
てきとうに、知っている人々の集まりの端の方に立っていたら、誰かが私に気付き「あれ、ともよいたの?」と言いました。
「いたよ」と答えました。
いたのです。

会場に入り、列に加わり、世界に一つだけの花の合唱を聞いて、会場を出て、迎えを待ちました。
周囲に同じように迎えを待つ人々がいました。
私の迎えはなかなか来ませんでした。
ついにその場で最後の一人になり、ただ立っていました。
寒かった。
強風で着物の袖が乱れ、何度も直しました。
清掃のおじさんが黙々と付近を掃除しながら通過して行きました。
何はともあれ(恐らく)私をしんがりとして、式典は無事終わりました。

その日の午後には予定がありました。
小学校を卒業したとき、「成人式の後に小学校に集まろう」とクラス全員で約束したことを覚えていたため、行ってみることにしたのです。
ただ私は、約束した当時から、先生もクラスメイトもきっと誰も来ないだろうと思っていました。
それは当時、他のクラスメイトも予測したことでしたから、子供たちは話し合って、当日連絡する係を決めていました。
私はその連絡係の一人となり、5人のクラスメイトに連絡することになっていたのですが、連絡する相手が誰であったのかは忘れてしまいました。
約束した当時から、私は忘れてしまうだろうと思っていました。でも口に出せなかった。
結果的に私は約束を一つ破りました。
それでも小学校に行ってみることにしたのです。
そして、やはり誰も来ませんでした。
私は校庭にいた知らない小学生とおしゃべりして、ブランコに乗って、帰りました。

以上が私の成人の日です。
私は当時、子供だったと思います。


ともよ…
私の名前です。


2週間前