絵と文1/「影もない森」2012年

2012mori
ここは葉っぱもなけりゃ花もない、影もない森です。
ここでは、どんなに歩き回っても迷うことはありません。
この森は深く広く筒抜けであり
そして影もないことから、存在感もない森なのです。
この森は入ってきた人のことをどうこうしようと思っていません。
深く悩んだ人が考え事をするのに、ある意味適した場所です。
大抵の人は深く考えることをやめて帰っていきます。
きっと、森が深く広く筒抜けなせいでしょう。


使用画材/墨汁、和紙
サイズ/210×297mm


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